LaTeXで迷うこと・間違えること

どうでもいいっちゃどうでもいいことなんだけど

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ここに書いてあるのは

1. Quote

"Yes."

{"Yes."}

ではなく

``Yes."

{``Yes."}

2. 微分

{d}の前に空白を作る.{dx}はひとまとまりに見えるようにする.

dx  dy = r  dr  d\theta

{dx  dy = r  dr  d\theta}

ではなく

dx \, dy = r \, dr \, d\theta

{dx \, dy = r \, dr \, d\theta}

3. sinとかlogとか関数名

{\LaTeX}で定義されているものを使う.

\sin 2u = 2 \sin u \cos u

{\sin 2u = 2 \sin u \cos u}

4. inline math

文中の記号はinline mathで書く.

Given a matrix $A$ and vector $b$, solve $Ax = b$.

Given a matrix {A} and vector {b}, solve {Ax = b}.


といったところ.2は知らなかった.

で,それ以外にもだな


5. 括弧のでかさ

display mathで縦に長い式を括弧で囲むとき

\left(\int_0^1 x /, dx \right)

{ \displaystyle \left(\int_0^\infty x \, dx \right)}

てなかんじに\left(\right)で囲まないとかっこわるい

6. 微分記号の{\mathrm{d}}は斜体にしない

上の式でもやってる間違いなんだけど{\mathrm{d}}を斜体にしてはならない.斜体にならないようにするには

\mathrm{d}x

{\mathrm{d}x}

のように,\mathrmを使う.

TODO: じゃあ{\partial}は?

7. ネイピア数,虚数の記号は斜体にしない

{\mathrm{e}}とか{\mathrm{i}}も斜体にしてはならない.

8. 上付き,下付き

よく

10^12

て書いて

[tex:{1012}]

になっちゃうことがある.ちゃんと{}で囲む

10^{12}

{10^{12}}


これ以外にもありそうだけど

ところで,6,7については斜体にするのが間違いということでいいんだろうか?最初に上げたブログでは

Jeremy: I believe that is the European convention. My American eyes are accustomed to ‘d’ set in math italic.

という投稿者コメントがみられる.それからローマン体(イタリックにしない)を使うには\textを使えだとかネイピア数は\operatorname{e}にしろというコメントもある.

{\LaTeX} めんどくせぇ…

参考